活動報告

2021年度

「みんなでつくるみどりの板室街道プロジェクト」
第2回市民学習会「地域再生先進地 熱海に学ぶまちづくり」

講師:
市來広一郎さん(NPO atamista代表理事ほか)、松原明さん(NPO シーズ・市民活動を支える制度をつくる会元代表理事)
開催日時:2021年1月20日(水) 15:00~16:30
開催場所:オンライン(Zoom)
参加者数:33(アクセス数)


2021年1月20日(水)、市民学習会「地域再生先進地 熱海に学ぶまちづくり」が無事に終了しましたのでお知らせいたします。
私たちは現在、板室街道沿道の放置林整備を目指し事前調査を実施しています。森林を生かした豊かな暮らしを目指す私たちにとって、空き店舗などの身近な資源を使って新たな活気をもたらした熱海には学ぶことが多く、講師としてお二人の方をお招きし、この度の学習会を企画しました。
ご登壇いただいたのは熱海再生の立役者の市來広一郎さん(NPO atamista代表理事ほか)と、市民活動を支える制度づくりに取り組まれている松原明さん(NPO シーズ・市民活動を支える制度をつくる会元代表理事)です。
最初に登壇いただいた市來さんからは、これまでの取り組みを紹介いただきました。まち歩きツアーや、人が集うためのカフェ運営、マルシェ開催、まちの現状調査、空き店舗の利用、若手起業家の移住支援……と、その活動はさまざま。そこからは、仲間の集め方や、ヴィジョンづくりの進め方、資金集めの考え方、調査の方法など、まちづくりの具体的なポイントが見出せました。
それら多岐にわたる活動の根底には、市來さんたちが思い描く未来の熱海のまちの姿がありました。そして、常に意識されていたのは、そのヴィジョンに対して、まちが抱える課題を見極め、その課題に対して自分たちの活動がどんな解決をもたらすか、ということでした。これらの活動を振り返られ、まちづくりのあり方をこう締めくくられました。「自分たちの暮らしたいまちを自由に思い描き、大きなヴィジョンをもって、小さなことから始める」。
市來さんの講演を受けて、松原さんからコメントをいただきました。まちづくりのような取り組みの場合、一つの取り組みが当初の計画通りに進まないことはよくあること。市來さんたちの取り組みで興味深いのは、小さなしかけをたくさん手がけ、うまく進めばそれを拡大させ、そうでない場合はすぐに中止し、別のプログラムを始める。そんなたゆまぬ取り組みが現在のまちに導いたと、感想を述べられました。
また、私たちが取り組んでいる調査活動へも、アドバイスいただきました。市來さんたちの活動において、調査とは一つのツールに過ぎず、そのツールを使って、さまざまなプレイヤーを自分たちの活動に巻き込んでいったのです。
そのうえで、私たちの取り組んでいる放置林整備を実現するには、現在の調査において、土地所有者を判明させるだけでなく、放置林を活用したいプレーヤーにまで対象を広げ、それぞれの立場の方の希望を掬い上げるなどして、仲間を増やしていく必要があるだろうと、的確な指摘をいただきました。
今回の登壇いただきましたお二人から学び、今後も活動を続けてまいりたいと思います。


※本市民学習会は公益財団法人トヨタ財団の助成を受けて行ないました。